ハイドロキノンとトレチノインのW使いで出る赤みや痒みの症状は、高い美肌効果が得られる好転反応の1つで、最も避けては通れない症状の1つといわれています。
赤みや痒みどいう劇的な症状が出た時の対処法や注意点など理解して、いきなりの劇的な症状に驚かず適正な判断で経過を辿れるようお伝えしたいと思います。
目次
ハイドロキノンとトレチノインは劇薬?
一般的なコスメでは緩やかで健康的な美肌効果を長期で、求めるケアが通常のスキンケアで、対するハイドロキノンとトレチノインを使用したケアは短期集中で取り組む美肌治療だと考えます。
ハイドロキノンとトレチノインは本格的な、シミやニキビ跡や黒ずみケアに対する、根治治療を目標とし、取り組んだ人の大半が改善を求められると評判の高い成分です。
要約するとスキンケアの領域を超えたアンチエイジングの為の、治療として必要な劇薬だとも言えるのかもしれません。
だからこそ、その使用の経過では日常的に取り入れている、スキンケア成分とは全く異なる反応の1つとして強い好転反応が現れるのです。
シミやニキビ跡、黒ずみ等が改善する程の劇的な効果が期待できる事から、その効果は劇薬と称しても謙遜無いレベルだと言えるでしょう。
ハイドロキノンとトレチノインは赤み痒みの正体
シミ取りやニキビ跡に黒ずみケアなど、あらゆる肌悩みにダイレクトな効果があるハイドロキノンとトレチノインを使用した美肌ケア。
この二つの成分を使用して出る特徴が赤みと痒みの症状です。その赤みの正体が何なのかお伝えしましょう。
ハイドロキノンでもお肌の弱い方や時に使用方法を間違えたり、紫外線対策を怠ったり、濃度が4%以上の高いタイプの物だと赤みが出る場合もあると言われていますが、ハイドロキノンとトレチノインの二つを使用して出る赤みや痒みは、大半がトレチノインが原因です。
と言うのもトレチノインと言う成分には使用経過の1つで、赤みや痒みを感じる程高い、効果を得られる事も分かっています。
つまりは、この赤みや痒みが出ない人程、思う効果を得られない可能性が高い。と言う残念な結果となるのです。
その赤みや痒みのメカニズムをお伝えします。
赤み痒みはトレチノイン効果
トレチノインの使用を始めて早い人は1週間から遅くとも、10日間後くらいには浮上する反応の1つが赤みに痒みの症状です。
でもその赤みや痒みこそがトレチノインを使ってレチノイド皮膚炎という効果を引き出しているのです。トレチノインはお肌のターンオーバーを引き起こし、剥離する効果があります。
そのターンーーバーや剥離の前段階として赤みや痒みが好転反応として避けられない経緯となっています。
シミを剥がしたり、黒ずみを剥がしたりできるのですが、剥がれる段階の一番最初の症状として赤みが出る人が大半です。
赤みが出て軽い炎症が始まり、その後赤みが少し治まった頃に次の段階で激しい痒みが浮上します。この赤み痒みから最後は皮膚が剥離して皮めくれする事こそ、確実にお肌に効果が表れている副反応なのです。
大半が出る!だからこそ改善するが本質
肌質で出るのでは?肌が強いから出ない人もいるのでは、と考える人もみえるかもしれませんが、残念ですが出ない人にトレチノインの効果を感じられる人は少ないと言えるでしょう。
大半の方が正しい用法容量に、手順を守って使用すると、赤みや痒みの(レチノイド皮膚炎)と言う炎症は出ると考えましょう。
大半が出る、だからこそシミやニキビ跡、黒ずみが改善する、と言うのがトレチノインを使用する本質となるのです。
ハイドロキノンで赤みや痒みは出る?
ちなみにハイドロキノンのみでの使用で赤みや痒みが出るケースもあるのでしょうか?
トレチノインとハイドロキノンの併用も現在進行形で使用していますし、ハイドロキノンのみの使用もした事があります。筆者の場合ハイドロキノンはバストトップにも、お顔のシミとりやトーンアップの為の美白ケアに使用しました。
一応ハイドロキノンでも赤みや痒みが出る方が見えるとの情報もあるようですが基本的に濃度が4%までで、使用方法や注意点を守って使用すれば、余程のお肌が弱い方以外はハイドロキノンでは赤みや痒みは出ないと思います。
筆者もお肌は決して強くありませんが、ハイドロキノンで赤みや痒みはでたことはありません。やはり赤みや痒み、痒みから皮むけまでの極端な症状が好転反応として出るのはトレチノインの特徴だと言えるでしょう。
ハイドロキノンは滅多に赤みや痒みまでの症状が出る人は4%までの濃度では、ほぼ居ないレベルで少ないと思います。
ハイドロキノンとトレチノイン赤み痒みの対処法
トレチノインとハイドロキノンを使用すると、トレチノインの副反応で出る症状の赤みや痒みが出た時の対処法をお伝えしたいと思います。
あくまで赤みや痒みはトレチノインの成分がしっかり作用している、と言う症状経緯に過ぎません。人によっては赤みに驚き、赤みから激しい痒みに変化したりすると驚いて使用を停止した方が良いのではと考える人も少なくないでしょう。
そこで二つを愛用している筆者の対処法を紹介したいと思います。
赤みや痒みが酷く耐えられないレベルの時は、レチノイド皮膚炎が酷いケースだと考えられます。トレチノインの使用が初めてで、お肌に耐性ができて居ない人程、激しい赤みが炎症となり痒みを伴う症状となります。
でもこの反応こそがトレチノインを使用する上で出る一番の好転反応なのです。
ですので、全ての使用を止めるのだけは避けましょう。
筆者がおすすめする方法はこちらです。
- 一旦(1週間程)ハイドロキノンとトレチノインのお手入れを中止する
- 朝晩の2回推奨されている治療回数を、どちらか1回に減らす
- あまりに炎症が酷く掻きむしってしまった場合は10日間ほど使用を止める
- トレチノインのみ休薬でハイドロキノンだけ使用する
この1番から4番までのどれかで休薬するスタイルを取り、赤みや炎症が引くのを待ち、再度、使用を開始するのがおすすめです。
赤くなり異様な痒さだったから、このまま使用を止める、と言うのが一番勿体ないです。赤みや痒みなどの症状が出ているという事は、トレチノインがお肌に作用している証拠です。
求めるシミや黒ずみにしっかりアプローチできて居る証拠なので、辞めてしまうのが一番良くありません。
ハイドロキノンとトレチノイン赤み痒みの注意点
経験した事のない赤みや痒みを伴う劇薬とも言える反応がある、この成分にはさらなる注意点もあります。
- 赤みや痒みが酷いのに我慢してトレチノインとハイドロキノンの使用を続ける。
- 痒みに我慢できず、血が滲む程掻きむしる
1:赤みや痒みが酷いのに我慢して使用を続ける
同じ成分を使用しても、症状の出方には個人差があります。赤みや痒みの度合いの感じ方にも個人差があるので、異様に赤みが酷い場合や、体験した事の無い痒みに襲われ猛烈な痒さから掻きむしってしまう。
これほどのもうれつな症状でも、冒頭で紹介した好転反応だから、の認識で使用を止めず使い続けてしまう事は下手すると赤黒くなったり、掻きむしる事で色素沈着を起こしたりする原因になりかねません。
あまりに症状が酷いなら休薬期間と割り切り、無理に使い続ける事は絶対にやめて使用を止めましょう。
2:痒みに我慢できず血が滲む程掻きむしる
痒みに我慢できず掻きむしるのも良くありません。それでも無意識のうちに掻きむしってしまった場合は、そのままトレチノインやハイドロキノンを使い続けるのは危険です。
一旦レチノイド皮膚炎の症状が収まるまで、必ず休薬期間と割り切り二つの使用をストップさせましょう。
炎症による痒みが充分治まってから、また使用を開始すればよいので、間違っても酷い炎症した状態の肌に我慢して使用し続けるのは辞めましょう。
まとめ
ハイドロキノンとトレチノインを使用して出る、赤みや痒みの原因は、ほぼトレチノインのレチノイド皮膚炎が原因です。
レチノイド皮膚炎で炎症を起こすからこそ赤みや痒みを引き起こし、その現象がシミの元を剥離させる効果があります。
赤みや痒みなんて出るのは嫌だと思う人も見えるかもしれませんが、赤みや痒みと言う強い副反応がでるからこそレチノールが正しく作用している状態なので赤みや痒みの症状はこの場合好転反応として受け止めましょう。
あまりに赤みや痒みが酷い場合の対処法は、掻きむしったりしてまで続けるのではなく炎症が収まるまでトレチノインのみ使用を止める。
もしくはトレチノインとハイドロキノンの両方の使用を4~5日、もしくは1週間ほど休薬期間を取って炎症が収まってから、新たに使用を開始しましょう。
1番良くないのは、赤みや痒みに驚いて使用をやめてしまう事、その次に良くないのが赤みや痒みを我慢して無理して使用をし続けることです。
休薬を入れながらでも推奨されている治療期間を終了して、是非理想の美肌を手に入れて欲しいと思います。