最近の美白ケアで最も効果がある成分として、使用されだしたハイドロキノンとトレチノイン。
ただ市販のハイドロキノンと違う点はトレチノインと組み合わせる事で更に効果が爆上げになる事です。
それゆえセルフケアする際には正しい順番や、塗り方を理解して取り入れる必要があります。
今回はクリニック使用が発症のハイドロキノンとトレチノインでセルフケアして気になるボディの黒ずみを改善できた筆者の経験から、塗った後の対処法まで紹介したいと思います。
目次
ハイドロキノンとトレチノインの順番
まずはハイドロキノンとトレチノインを使う際の順番をお伝えします。
ハイドロキノンとトレチノインを使用する際には、この順番で使用しては全く効果がありません。
正しくはトレチノインを塗った上にハイドロキノンを重ねて塗ります。
更に詳細の手順はアプローチしたいシミや黒ずみがあるとします、そのアプローチしたいシミや黒ずみをベースに順番を紹介します。
- アプローチ(黒ずみ)の周りにワセリンを塗る
- アプローチ(黒ずみ)の中にトレチノインを塗る
- アプローチ(黒ずみ)のトレチノインの上に重ねてハイドロキノンを塗る
これを朝晩の1日2回が効果的な方法として、シミ取り治療などを中心に美容クリニックなどでも紹介されています。
(朝は出勤前など起床して着替えるタイミングで塗り夜は入浴後に塗ります)
トレチノインとハイドロキノンの塗り方
順序が分かったらトレチノインとハイドロキノンの塗り方を紹介します。
1から説明しましょう。(今回はシミでは無く黒ずみで説明しますがシミでも同じです)
1の黒ずみの周りにワセリンを塗る理由は、その後に塗るトレチノインがアプローチしたい黒ずみやシミ意外の皮膚に漏れないように漏れ防止のガードする為です。
理由はワセリンでガードしないとアプローチとは関係ない皮膚まで剥離し、赤くなったり痒くなったりの剥離効果が無駄に出てしまうからです。
最初のハードルはこの皮膚が赤くなったり痒みが出たり、最後は皮むけなどしてお肌を剥離する作用に驚いて、このケアから離脱してしまう人も見えるようです。
でもそれでは勿体ない、赤みや皮むけ痒みはトレチノインケアの好転反応の証でもある副作用なのです。
赤みも皮むけも嫌だけど、一時のこと効果はお墨付きなので、もっと副作用について詳しくしりたい方は、こちらもどうぞ。トレチノインの皮むけ赤みは副作用!いつまで続きいつ頃治まる
それ防止のワセリンでアプローチしたい、部位の周囲を囲む必要があるので、ここでの最初のワセリンは地味ではありますが実に、重要で避けられない役割を果たしています。
2でまんべんなくワセリンで囲まれた黒ずみ部位にトレチノインを塗ります。シミの場合は薄く、今回のバストトップ等の黒ずみの場合は、たっぷりとトレチノインを塗ります。
3たっぷりと塗ったトレチノインの上に強引ですが更にたっぷりのハイドロキノンを塗りかぶせます。(シミの場合は薄めに塗ったトレチノインが乾いてからハイドロキノンを塗るとの説明が多いようです)
今回は黒ずみメインで紹介しますので黒ずみには、トレチノインもややジェルが浸透しないレベルのたっぷり目を意識して、ハイドロキノンは更にトレチノインに蓋をする感覚でたっぷりの量を塗りましょう。
ハイドロキノンとトレチノインの作用
シミなどに悩む女性の救世主として欧米由来の成分ハイドロキノンは肌の漂白剤と言われる程の美白効果がある成分です。
皮膚科医推奨のこの成分は、少しの知識と正しい手順さえ理解する事ができれば決してセルフケアでの美白を改善する事は不可能ではありません。
今回紹介する方法は巷で出回っているハイドロキノンのみでの美白ケアではありません。
ハイドロキノンとトレチノインの二つを併用する事で高い美白効果をもたらすセルフケアの方法になります。
1つ1つにも効果があるとされるハイドロキノンとトレチノインは、それぞれ単体だとどんな効果がるのでしょう。
ハイドロキノン
実はハイドロキノンは、その主成分ヒドロキノンはイチゴ類や麦芽、コーヒーや紅茶など私達身近にある食べ物や飲み物にも含まれ天然の化合物でもあります。
欧米では古くから高い美白効果がある事で知られ、美白と言えば肌の漂白剤と言われる程の高い美白効果があるとされるハイドロキノンが広く使用されています。
その効果の高さは日本でも従来から美白に効果があるとされていたアルブチンやコウジ酸の100倍とも言われる程の高い効果があります。
日本では2001年に薬事法の改正後、徐々にクリニックを中心にレーザー治療後の色素沈着や、シミの改善・予防などに使用されている成分です。
トレチノイン
対するトレチノインは今やシワやお肌全体の張りなどに効果的な成分として知られるビタミンA(レチノール)の誘導体で欧米ではシワやニキビの治療薬として使用される成分です。
こちらも美白成分として知られる代表的なビタミンCの100倍の効果があると言われています。
皮膚の構造である一番上のお顔の表面が表皮、その次の層にある真皮、更に奥にある皮下組織の3段階に分かれていますがレチノールが表皮へのアプローチが効果的な成分だとするとトレチノインはそのうちの一番深い層である皮下組織までアプローチでき皮膚のターンオーバーを呼び起こせる成分になります。
一番深い層にあるメラニン色素をターンオーバーを起こす事でアプローチできる成分がレチノールの最も強い特徴になります。
トレチノインとハイドロキノン二つのW効果
ハイドロキノンのみでも美白効果があるとされ、2001年の薬事法改正以降、各種大手メーカーも美白成分として取り入れ販売されだしました。
ですが今回のトレチノインとハイドロキノンの二つを併用したお手入れはプロである美容皮膚科医が治療としてクリニックで取り扱う本格的なケアです。
先に紹介したトレチノインの強いターンオーバー効果で、黒ずみやシミを剥離させメラニン色素を強引に外に出します。そこに肌の漂白剤と言われる強い美白効果のあるハイドロキノンを使用する事でメラノサイトに新たなメラニンを作らせなくします。
1つ1つでも充分、それぞれに美肌効果がある2つの成分が2つを同時に使用する事で更に高い美容効果が得られるのです。
トレチノインとハイドロキノン塗った後の対処法
それでは最後にトレチノインとハイドロキノンを塗った後の対処法を紹介しましょう。
一般的にはシミ治療で使用される事の多い、トレチノインとハイドロキノンですが筆者の場合は、その情報を見てバストトップの黒ずみにも効果があるかも?と試し実際効果があったのでバストトップの対処法をメインに紹介します。
お顔などのシミへの使用も一般的に紹介されている情報で調べてみました。
バストトップに塗った後
筆者が実際行った方法では、ワセリンで囲んだ中をたっぷりとトレチノインとハイドロキノンの順番で重ねるように、と紹介しました。
となると気になるのがその後の下着や洋服の着用だと思います。
朝ならお出かけ前に、夜なら就寝前に塗るバストトップの黒ずみには、3段構造でべたべたのバストトップで普通に下着も付けられません。
そこで考えたのがテッシュペーパーの1枚を半分に裂いて、半分をバストトップのアプローチした部位が隠れる程度の大きさまで折りたたみ、そのままトップに張り付けた状態でブラジャーを付けます。
これで全然OKです。筆者の場合夜はノーブラ派なので朝のみの使用で3ヵ月継続し夜入浴して洗い流したら夜は何もつけず休みます。
お顔に塗った後
お顔のシミの場合は、薄ーく綿棒などでトレチノインをシミに塗り、トレチノインが乾いたらその上にハイドロキノンを塗る、その後、必ず日焼け止めを塗りましょう。
トレチノインもハイドロキノンも紫外線の影響を受けやすい性質を持っている事が分かっています。その為筆者のようにバストトップなど下着や衣類で確実に隠れる場合は必要ありませんがお顔など紫外線が当たる部位ですので必ず日焼け止めは塗る事をおすすめします。
紫外線のケアが悪いと逆効果になると美容皮膚科医も警鐘を鳴らしています。必ずお顔や皮膚が表に出る部位の使用の時は日焼け止めを塗って対策しましょう。
まとめ
ハイドロキノンとトレチノインの順番はお手入れする部位に1ワセリンを囲む2トレチノインを塗る3トレチノインに被せるようにハイドロキノンをたっぷり塗る。(但しバストトップ)の場合はシミは薄く重ね、その後必ず日焼け止めを使用すること。
またワセリン、トレチノイン、ハイドロキノンの順番で3段重ねで塗りつぶした後はバストトップの場合衣類や下着がべたべたになる為、ティッシュペーパーを折りたたんでブラジャーなど下着で抑えるようにあて布のように使用しましょう。
セルフでも正しい順番と塗り方、用法容量を理解すれば黒ずみケアやシミケアは不可能ではないので気になる方は是非、自己責任の元にはなりますがチャレンジしてみてくださいね。