トレチノインとハイドロキノンの成分は日常的なスキンケアの領域を超えた、治療期間として美容クリニックなどでも取り扱われています。
筆者も顔のシミ取り治療は経験ありませんが、バストトップの黒ずみには何度も使用して改善しているヘビーユーザーです。
今回はトレチノインとハイドロキノンの治療期間と、普通のコスメには無い休薬期間が重要な理由までお伝えしたいと思います。
是非シミケアや黒ずみケアに興味のある方は、このトレチノインとハイドロキノンの治療期間こそ重要なので網羅して実践に生かしてくれたらと思います。
目次
トレチノインとハイドロキノンの治療期間
トレチノインとハイドロキノンを使ったシミ取りや、筆者のようにバストトップなどの黒ずみケアは通常のスキンケアとは違う感覚で取り入れる必要があります。
基本的に美容皮膚科で酷いニキビ治療やニキビ跡、シミなどの治療の前後に使用する事の多いトレチノインとハイドロキノンは医師の監修の元行う美肌治療でした。
現在も美容皮膚科医で使われる、トレチノインとハイドロキノンの美肌治療は、そうした背景からもやはり一般的なスキンケア、というよりは積極的な攻めの治療期間として捉える必要がありそうです。
トレチノインとハイドロキノンを用いたケアはメリットが高い分、使用順序や、経過などに強い副反応なども見られるデメリットな面も否めない成分だからです。
副反応と聞いて驚く人も見えるかもしれませんが、好転反応の1つであり、そうした副反応がでるからこそ、治療と言われるレベルの美肌へと導いてくれるのです。
副反応について、もっと詳しく知って取り入れてみたい、と思う人は、こちらも紹介します。トレチノインの皮むけ赤みは副反応！いつまで続きいつ頃治まる
トレチノインとハイドロキノンに賞味期限
トレチノインとハイドロキノンには、分かりやすく言うと賞味期限と同等にとらえても良い使用期限があります。
それはトレチノインが持つ成分が酸化しやすく耐性がある性質から期限を切って治療期間として明確に月日を把握して使用する必要がある成分をもつからです。
それをしない事にはトレチノインの高い効果が台無しになってしまうのですから本滅転倒ですよね。
耐性とは、トレチノインの高い治療効果が得られなくなる事を指します。
せっかく使用しても効果が得られない耐性が出るトレチノインは適正な使い方があります。
トレチノインの使い方
美容皮膚科ではレザーを使ったシミ取りの前後に使用したり、ニキビ治療やニキビ跡の治療に使用するトレチノイン。
もう一つは筆者が体験しているバストトップの黒ずみケアにも取り入れているクリニックもあります。
そこで2種類の使い方をお伝えしましょう。
シミケア
トレチノインとハイドロキノンの治療法はシミケアの場合は1～1.5か月はトレチノインとハイドロキノンの併用期間として使用。
その後同じ期間をハイドロキノン単独で使用します。
筆者の場合はバストトップの黒ずみケアしか経験がありませんが、自らが実践して確かな成果を得た使い方なので間違いないと自負しています。
バストトップ黒ずみケア
筆者の経験しているバストトップの黒ずみケアは2ヵ月から3ヵ月トレチノインとハイドロキノンの併用をする。
その後1ヵ月から2ヵ月ほどハイドロキノンのみ使用します。
これをワンクールとして最後の1ヵ月から2ヵ月のハイドロキノンの使用を終了したらトレチノインを休薬していた期間3ヵ月は開けてトレチノインやハイドロキノンの使用をストップします。
バストの黒ずみケアに興味がある、と言う方にはこちらにも詳しく紹介しています。 バストトップ黒ずみはハイドロキノンとトレチノインでセルフケア
トレチノインとハイドロキノンだらだらケアが1番ダメ
このようにトレチノインとハイドロキノンの治療については、二つの成分が通常のスキンケアより遥かに高い効果がある成分ではありますが、それゆえ耐性と言う特性も持ち合わせているので1番良くないのが、だらだら期限を付けずに半年、1年と使い続ける事です。
だらだら使用を続けても、ほぼ意味がなく、せっかく効果が高いトレチノインとハイドロキノンの効果を得られなくなってしまうので必ず期限を決めて短期集中の治療を心がけましょう。
使い初めは確かな副反応などで、お肌のターンオーバーなど明確な好転反応を感じてもだらだら期限無しで年中無休のようなコスメと同じ取り入れ方をすると、効果がなくなってしまいます。
トレチノインとハイドロキノンの休薬期間
このようにトレチノインとハイドロキノンを使用したら、使用した分の日時や月日分の休薬をおすすめしているクリニックが大半です。
2ヵ月のトレチノインとハイドロキノンのお手入れをしたら2ヵ月ハイドロキノンのみで2ヵ月治療する。
その上で休薬期間としてトレチノインとハイドロキノンを使用した期間の2ヵ月を休薬期間として取り入れ、再度2クール目とカウントしてお手入れをする。
必ずこのようにお手入れ期間（2～3ヵ月）ハイドロキノン（2ヵ月～3ヵ月）
休薬期間（2ヵ月から3ヵ月）をしっかり開けて再度の2クール目の治療にトライする事でお肌の耐性が戻って、トレチノインの高い成分の効果を実感する事が可能になります。
美容皮膚科医曰く、トレチノインのみ休薬期間が必ず必要で、ハイドロキノンの単体での使用は継続しても成果や効果に問題はない、と言われています。
トレチノインのみ使用した期間分は必ず、休薬期間を取り入れる事をお忘れなく！
トレチノインとハイドロキノン（バストトップ実体験）
筆者のトレチノインとハイドロキノンを用いてケアしているバストトップの治療期間も紹介しましょう。
筆者の場合は3ヵ月を目安に治療期間として取り入れています。
1番最初の治療では冒頭のシミケアで紹介したように、3ヵ月トレチノインとハイドロキノンの組み合わせでお手入れ、その後ハイドロキノンのみ2ヵ月ほど使用して終了。
この最初の治療期間でかなりの手応えがあったので、休薬期間はかなりたっぷりと取り入れ1年近く休薬。
2度目の治療期間でも3ヵ月トレチノインとハイドロキノンのお手入れを筆者の場合は朝のみ1日1回使用して終了。
この3ヵ月の治療期間後のハイドロキノンの使用はしませんでした。
但しトレチノインとハイドロキノンを使用して出る赤みや痒みが猛烈過ぎて酷いレチノイド皮膚炎の時はバストを掻きむしってしまい、炎症が強かったので、その時のみトレチノインを休止してハイドロキノンのみで1週間から10日程過ごし、バストの炎症が収まってまた同じトレチノインとハイドロキノンのお手入れを開始しました。
これの繰り返しで3ヵ月。そして休薬期間はこの時も1年以上開けています。
トレチノインとハイドロキノンの使用本数
ちなみに、トレチノインとハイドロキノン治療でどれくらいの使用本数が必要なのかも気になるところかなと思います。
基本的にトレチノインは1ヵ月1本、これは残量必ずありますが1本開封したら1ヵ月分とカウントして残があっても廃棄します。
理由はトレチノインの性質で酸化しやすいからです。間違ってもそのまま1クール3ヵ月の治療期間続けて使い切るまで同じトレチノインを使用したりしないようにしてください。
ハイドロキノンも同じです。二つとも酸化しやすく開封と同時に劣化するので1ヵ月1本を目安に廃棄して2ヵ月目には新しい物を開封して使用しましょう。
筆者は毎月月頭に開封するとは限らないので、いつもトレチノインジェルとハイドロキノンのチューブにマッキーで治療開始日の日時をマーキングして分かるようにしています。
個人的見解では、トレチノインは3ヵ月の治療期間なら3本用意すれば充分です。
逆にハイドロキノンはトレチノインの倍か倍以上用意した方が良いです。使用方法を見てもトレチノインとハイドロキノンの使用で2～3ヵ月、その後基本はハイドロキノンのみ同じ期間の2～3ヵ月使用です。
筆者のようにトレチノインとハイドロキノンの治療開始から2週間を目安に出る副反応のレチノイド皮膚炎が酷い時などトレチノインの使用は止めますがハイドロキノンのみ使用し続けたりするのでハイドロキノンの使用頻度が明らかに多いのです。
1クール3ヵ月を目安にトレチノイン・ハイドロキノンの治療を開始するならトレチノイン3本ハイドロキノン6本は最低でもそろえるようにしておきましょう。
必ずこの量は必要になります。特に、たっぶりの量を推奨するバストトップの黒ずみには間違いなくこの量は必須です。
まとめ
トレチノインの治療にはトレチノインの耐性を持つ成分を考慮して使用した期間と同じ期間を休薬期間として使わない期間を取り入れましょう。
同じケアに使用するハイドロキノンのみ休薬期間は必要ありません。
トレチノインとハイドロキノンのシミ治療の期間は1～1.5か月を目安に行い、同じ期間にハイドロキノンのみ続けて使用、トレチノインはその後1.5カ月から2ヵ月は最低休薬期間を取り入れましょう。
バストトップの黒ずみケアは2ヵ月から3ヵ月の治療期間で同じ期間ハイドロキノンを使用。その後、トレチノインの休薬期間として同じ期間を取れば良いとされるが筆者の場合最低でも半年から1年を目安として休薬期間を取ります。
使用する本数はトレチノイン、ハイドロキノンともに開封したら1ヵ月1本使い切り翌月には必ず新しいチューブを開封して使用しましょう。
使用本数は1クール（3ヵ月でカウント）でトレチノイン3本ハイドロキノンは倍の6本です。
